「地鎮祭」のお話し
地鎮祭に参加した経験ありますか?
地鎮祭は必ずやらなければいけないというものでもありません。
費用もかかるし、宗教上、その他の理由でやらないという方も最近はいらっしゃいます。
弊社にて建築されるお客様のうち、感覚的には5~6割くらいの方が
地鎮祭を行っているのではないかと思います。
地鎮祭には、本来3つの意味があります。
① その土地の神様に、建物を建て住み始めるご挨拶。
②建築工事の安全祈願。
③住む人の繁栄を祈る。
の3つです。
ただ実際のお客様の地鎮祭を行う目的としては、
①思い出のため(記念撮影)。
②子供の経験のため。
に行う方が多いようです。
一生に何度も経験できることではありませんので、
私自身は、家を建てるお客様には、
皆さんに地鎮祭を行うことをおすすめしています♪
地鎮祭の歴史
さて地鎮祭って、いつ頃からあるのでしょうか?
持統天皇(在位 690 ~697年)の頃に行われていたと「日本書紀」にすでにその記述があるそうです。
また地鎮祭は神事だけでなく、仏教でも同じような儀式が行われていたと考えられています。
(東大寺金堂や興福寺金堂から、地鎮祭の際に埋める「鎮物」(しずめもの)が出土したことから)
また最も古い時代では弥生時代の高床式住戸の土の中から「鎮物」にあたる勾玉が出土したこと
で、この時代から地鎮祭の原型となるものがあったようです。
地鎮祭が広く普及したのは江戸時代後期からと言われています。
この頃になると家の建築技術も進み、家への関心が高くなり、一般の人に地鎮祭が定着し,
現在に至ります。
地鎮祭にかかる費用ですが、神社によって違いますが大体5万円前後です。
但し、設営準備やお供え物などを別途で用意しなければいけない神社と、パックで全て用意
してくれる神社がありますので、営業担当にご相談ください♪
地鎮祭の進行は、
こんな感じで、
大体30分弱くらいかかります。
この中で、ちょっと盛り上がるところは、
四方祓の儀
土地の四隅を祓い清め、米、塩などをまきます。
鍬入れの儀
地鎮祭のクライマックス♪
神主さんより鍬 (くわ) を渡されます。
盛砂に向かって
左、中央、右に
「エイ、エイ、エイ」と3声発して鍬入れをします♪
施主様も初めてのこと、恥ずかしさもあり
「エイ、エイ、エイ」の声も小さくなりがちですが、
その後に現場監督さんが行う「鋤(すき)入れの儀」では、慣れていることもあり
「エイ、エイ、エイ」
と大きな声でやりますので、負けないよう、堂々と
頑張って大きな声でやることをおすすめします。
その後、参列者の方全員で
玉串奉奠(たまくしほうてん)、
祭壇へ玉串を奉納します。
※全てのやり方は、神主さんがその場で説明してくれます♪
一通りの進行が終わりますと、最後に神主さんより
「鎮物」(しずめもの) という小さな箱をもらいますので、
現場監督さんに預け、建物の中心部分に埋めてもらいます。
色々な作法については当日、神主さんが教えてくれますので、堅苦しく考えす、
気軽に臨んで頂いて大丈夫です♪
当日の記念撮影、写真撮影などは担当営業にお気軽に申し付けください♪
以上、営業部、井関でした。