厳しい夏が終わったものの、まだまだ残暑が厳しい9月。

冷風扇や扇風機など涼しさをあたえてくれる家電はありますが、やはり部屋全体を涼しくするためにはエアコンが必要です。

最近では酷暑といわれるようになった夏に、エアコンは不可欠なものとなっています。

さて、夏場活躍したエアコンの状態はいかがでしたか？

冷房の効きが悪く感じたり、異音がしたりと何かしらの不具合を感じた場合は、交換のタイミングかもしれません。

メーカーで想定している家庭用エアコンの寿命は、おおよそ10年といわれています。

これは、設計上の標準使用期間（経済耐用年数）を国内の主要メーカーの多くが10年と定めているためです。
この標準使用期間とは、標準的な使用条件において利用した場合に支障なく使用できる期間を指します。

また、補修部品ついて「全国家電電気製品公正取引協議会」によって、エアコンの部品は製造打ち切り後9年以上と定められています。このため、おおよそ10年前後で補修部品の保有期間が終了してしまいます。

10年が目安となり、即交換が必要であるというわけではありませんが、故障した際に修理や部品交換ができない可能性があるため注意が必要となるでしょう。

エアコンが寿命と考えられるポイントとして、一番わかりやすいものは、冷暖房の効き目が悪くなっている場合です。

エアコンは室外機にあるコンプレッサーが室内に送り込む熱量を調整し、温風や冷風を送る仕組みになっています。
しかし、コンプレッサーの故障等により室内に送り込む熱量の調整がうまく行かない場合、冷暖房の効き目が悪くなってしまいます。

また、エアコンは内部の冷媒ガスを循環させて温風や冷風を送ります。
しかし、エアコンが老朽化してくると、冷媒ガスが漏れてしまうことがあり、その結果冷暖房の効き目が悪くなる可能性も考えられます。

ただし、フィルターに汚れやホコリが溜まっていることで、風通しが悪くなっていることが影響し効き目が悪くなっている可能性もあります。
フィルター掃除などを行っても、効き目が悪い場合は交換を考える必要があるでしょう。

その他にも、「運転ランプなどが、エアコンの異常を示している」「メンテナンスを行っているのに異臭がする」「エアコンや室外機から異音がする」「エアコンを使用していないのに、水漏れしている」と故障や寿命を知らせてくれるサインがあります。

このようなサインが見つかった場合には、エアコンの買い替えを検討するべきでしょう。

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