注文住宅で家を建築するときや新居を探しているとき、屋上をつくりたいもしくは屋上がある家が良いと考える人もいるでしょう。

今回は屋上を設置する場合のメリットとデメリットについてです。

注文住宅で住宅を建築する際、建築する地域の法令により高さ制限などによって、屋上を設置することが難しいケースがあります。

また、建物の構造によっては設置が難しい場合もあります。

実際に屋上を設置できるかどうかは設計・施工をお願いする会社などに相談してみましょう。
まだ土地が決まっていない段階であるのならば、屋上を作りたい旨を事前に話し、不動産業者に土地を探してもらうといいでしょう。

アウトドアスペースとして使える

屋上でバーベキューを楽しんだり、テントを張ったりなど、お家キャンプを楽しむことができます。夜であれば、星空眺めるのもいいかもしれません。
屋上の空間を活用することで、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。

子どもの遊び場として利用できる

屋上を子どもの遊び場として使う場合、車道を気にすることなく遊ばせることができます。
また周囲の視線が気になるプール遊びなども、屋上を壁で囲えば周囲の視線を気にすることなくのびのびと遊ばせられるでしょう。
ただし、高所からの転落など危険が伴うため、安全面に十分気をつける必要があります。子どもだけで遊ばせず、大人がついて見守ることが大切です。

洗濯物などの物干しスペースに使える

洗濯物はもちろん、大きな布団なども干すことができます。屋上が壁などで囲まれていれば人目を気にせずに洗濯物などを干せます。

家庭菜園やガーデニングを楽しめる

土地の広さによっては、庭をつくる余裕がない場合でも、屋上をつくることで庭のかわりとして活用できます。
屋上で家庭菜園やガーデニングを楽しむことことができ、なおかつ緑があることで癒やしの空間になってくるでしょう。

雨水が溜まる場合がある

近年ゲリラ豪雨などにより短時間で大雨が降り、屋上の排水能力を超える可能性があります。
設計の際、複数の排水溝を設けるなど素早く雨水を下へ流すよう排水に気を付ける必要です。

追加の建築コストやメンテナンス費用が必要

屋上のない家に比べれば、建築費用は高くなってしまいます。また、定期的な点検や防水処理が必要となり、そのための費用が発生します。

掃除が大変

雨天時に雨水が溜まらないよう、排水溝の詰まりに気を付ける必要があります。落ち葉などが詰まらないよう定期的な掃除が必要となってきます。

使わなくなる可能性がある

屋上の用途をあらかじめイメージしておかないと、いざ作って見たものの使わない可能性があります。また、屋上への導線も重要であり、屋上へ出るのことが不便にならないよう注意が必要です。
どうして屋上がほしいのか家族で相談し、屋上への導線にも配慮することで、屋上を有効活用できるようにしましょう。

屋上がある住まいには、アウトドアスペースなどに使え、暮らしを豊かにしてくれるでしょう。
しかし、定期的な維持管理が必要であり追加の費用が生じることも理解する必要があります。

大切なのは屋上をどのように使いたいか、ライフスタイルに応じた具体的なイメージをすること。使わなくならないよう、用途に応じて必要な設備などを新築時に取り付けるなど工夫するといいでしょう。